2015年8月29日土曜日

帰省


お盆を少しずらして四国へ帰省して参りました



どういうルートで帰ろう、四国へ向かう途中に何か寄って行きたいところは無いだろ
うか?どうやって帰ったら楽しいかなと考えた結果、夜行バスで帰る事にしました。



どこへ行くにも道中は非常に楽しく、都内で電車に乗って出掛けるにしても「荻窪か
ら丸ノ内線でじっくり行くか、いや四谷まで中央線で行った方が良いかな」とまず考
えるのが愉しみです。



お店を閉めてから一番好きな銘柄のビールを持って新宿から夜行バスに乗ります。
伊丹十三のヨーロッパ退屈日記をちょっと読み進んだくらい、御殿場の手前くらいで
すっかり寝てしまい、目が覚めると兵庫と徳島の県境です。



徳島駅まで迎えに来てくれた友達から車を借り、祖母を迎えに行ってお墓参りをはし
ごしました。帰りに祖父が書いた看板の御蕎麦屋さんで一緒に食事をしまして、祖母
は久々に生ビールで僕はそば湯で談笑。



「ビール美味しかった、一緒に御墓参り出来て良かったよね」と祖母を送る道中に、
僕自身が運転をしているのですが、子供の時に祖母の自転車に後に乗せてもらって家
に帰る時のような楽しさがありました。



多分当時から一度も思い返した事が無かった感覚であったと思います。



地元へ帰省するとなると、なんだかんだで沢山の人に会ったりで忙しくなってしまい
がちです。



漠然とした帰省ではなく、誰かに会いに帰るというのは時間がとてもゆっくりと感じ
られ、知っていても忘れている感覚を戻してくれるとても鋭く新鮮な時間になるのだ
なと思いました。



皆さんも良い夏休みでありましたら嬉しいです。




                                             

                                                                                     東京三鷹店 片山(兄)













2015年8月14日金曜日

国会議事堂


先月末に国会議事堂へ見学へ行って来ました。


6月は葛西の地下鉄博物館へ行き、次は国会にしようかあそこの工場にしようかと
一人でわいわい悩んでいると、国会案内のお仕事をされているお客様とばったりお
会いしまして、 では次の休みに参りますと決定しました。



来たる休日、前回も一緒に行った三鷹店のスタッフさんと四谷駅で待ち合わせ。
「お腹すいてますか?」「空いてます」とまずはさっくり蕎麦屋さんで食事をする。

食後、丸ノ内線で「あれが見たい、これが見たい」をやってる間に国会議事堂駅に
到着です。



この辺りは普段から警備車両が沢山止まっていて、沢山の警察官が警備に当たって
います。たまにこの辺りを歩いて通る事があるのですが、「エイ!」と立って警備
にあたる警察官、目が合いこちらが軽く会釈をするとあちらも軽い会釈を返してく
れます。どこかちょっとほっとします。



この日も軽く会釈を交し衆議院へ到着、氏名住所を書いて提出すると「パーン」と
参観許可の印が押されて返ってきます。



階段を上り下り、いよいよ本館へ入ります。



石造りの重厚な廊下に赤い絨毯、十分な高さの格子窓からそこへ陽が入っており
まして、重厚さの角を程よく溶くような、何とも言えない軽快さが出て来ます。

太陽と石と上等な絨毯が織りなす図書館のような、いかにも午後らしい匂いの中
を十分に進むと次は本会議場に入ります。



記者席に座って本会議場を眺めると、それは朝に見た新聞に載っていた写真の角
度そのもの。
当たり前ですが、静まり返った本会議場は普段新聞で目にする会議中の写真より
も緊張感が無くて、すごく穏やかで面白いギャップでした。
静まり返った本会議場の中で木製の手すりに固いペン先で刻まれた昔の落書きが
なんともおかしく、またほっとしました。



見学の最後は国会の前庭へ向かいます。
これは暑いけど着て来たジャケットの出番だと思い、記念撮影。



散会後、皇居を抜けて丸の内まで、地下鉄で神楽坂へ向かうとちょうど神楽坂
祭の日でなかなかの賑わい、飯田橋から坂を上がって静かになったところにある
お店で収めた写真を見ながら軽く一杯、頭から音符を出しながら神楽坂駅に潜り
東西線で三鷹へ。



永田町から神楽坂、気が付けば田中角栄なコース取りの休日でした。




                          東京三鷹店 片山(兄)
                         








2015年8月4日火曜日

木箱






週末はりんごの木箱をお買い求めになるお客様が多くなります




皆さん様々な程度の木箱を思々に選び、クルマのトランクへ運びます。
一緒に運びながら「何かお作りですか?」とよく尋ねます。



ベーシックに重ねて棚にする方、蓋を付けてキャンプ道具用の収納に
使ったりと様々です。



箱や物入れにとお使いになっても大いに楽しい林檎の木箱ですが、
まだまだ使い方や遊び方があります。
例えば照明に、ちょっと加工してみて照明のシェードとしても楽しい
ものが出来ます(金槌で簡単にバラす事が出来ます)



箱を箱として見てしまえばどこまでいっても箱なんですが、ちょっと
違った見方をすると色々なモノに変化します。



お客様とトランクの前で「あれをこうするとどうだろう」とお話する
時間がとても楽しいです。「ああ、なるほど確かに」とこちらも面白
い発見があります。


「確かに良いですね」と膝を打っていると、小さいお子さんが車から
飛び降りて来て「入って遊ぶ」とも。
大いに結構だと思います。



お客様が木箱をおうちへ持って帰って部屋を見渡して、当初のアイデア
より更に何か面白い事が思い浮かべられれば嬉しいなと思います。





                           東京三鷹店 片山(兄)